自然界の香りをギュッと凝縮した「アロマ」は、ストレス社会と言われる現代において、欠かせない癒しの力を持ったアイテムです。
癒し効果のある香料を吸引することは、体に対していい効果をもたらしてくることでも知られています。
近年では心身への健康効果がさらに注目されており、香料療法の「アロマテラピー」としてもよく使用されています。
またアロマディフューザーを使う以外にも、ポプリとして部屋に飾れば癒しの香りだけでなくオシャレな雰囲気をかもしだすことも可能です。
そのため女性たちの間では、アロマを使ったインテリアの評判も高くなっている傾向にあります。
本記事では何かと便利なアロマの中でも、ストレスに効果がある癒しのアロマについてピックアップしてみました。
ゼラニウムはストレスで乱れた心身を癒してくれる
「ゼラニウム」は、ストレスによって乱された心と体の調子を整えてくれるアロマ。
そのためイライラしている時には、気分を落ち着かせてくれる効能を持っています。
他にもストレスで乱れやすいホルモンの分泌やバランス調整にも効果があるのですよ。
そのため、女性には特におすすめしたいアロマオイルのひとつになっています。
ゼラニウムは葉っぱからエキスが抽出されるので、フローラルな香りといっしょにハーブのような爽やかな香りも感じることができます。
このことから、ゼラニウムには防虫効果があることも有名なんですよ。
虫よけに効果的だからと、窓辺でゼラニウムの栽培をする方もいるくらいです。
ゼラニウムのアロマを使う際の注意点
妊娠中、授乳中の人は使用を控えてるようにしてください。
皮膚に刺激を受けることがあるので、低濃度で使用するようにしましょう。
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ローズは不安感を静めてくれる
「ローズ」は、ストレスに対して効果があるアロマとして有名です。
精神に対して穏やかな強壮作用を持っていて、不安感や怒りの感情をしずめてくれる働きを持っています。
別名を「花の女王」と言われており、今では多くの品種が栽培されています。
さらに女性ホルモンへの効果を持っていて、特に子宮に対しての強壮作用が高いアロマオイルです。
また女性にはうれしい肌に弾力をもたらしてくれる作用もあります。
古代から女性の支持を集めてきた歴史を持っているんですよ。
これらの体への効能以外にも神経過敏の時や不眠症で眠れない場合に、ローズのアロマを使うことで癒しの効果を発揮してくれますよ。
何かと便利なので、自宅に常備してあると心強いアロマです。
ローズのアロマを使う際の注意点
妊娠中の使用は控えるようにしてください。
ラベンダーは気持ちを明るくしてくれる
「ラベンダー」はたくさんの種類があるアロマの中でも、1番といってもいいほど人気と知名度が高い品種です。
アロマを初めて使う人の入門用としてもおすすめで、特にリラックス効果が高いことで有名です。
気持ちを明るくしてくれる作用があるので抗うつの効果や、自律神経の乱れからくる頭痛にも効果があります。
また肌の活性作用や不眠症、それから筋肉痛などの痛みに対しての鎮静作用など、たくさんの効能を持っており、古くから親しまれているアロマです。
ラベンダーはどちらかと言えばフローラル系の香りですが、あまりクセが強くないこともメリットとなっています。
いくつかのアロマを配合する「ブレンド」にも適しているので、他のアロマオイルと組みあわせての使用にもピッタリですよ。
ラベンダーのアロマを使う際の注意点
ラベンダーには「真正」と呼ばれるものと、そうでない種類とがあります。
真正ラベンダー以外の種類は、妊娠中や授乳中、さらに高齢者や乳幼児は使用するのを控えるようにしてください。
リラックス効果の高い真正ラベンダーですが、低血圧の人が使うと眠気を引き起こす可能性があるので、その点は注意が必要です。
メリッサはストレスで疲れた心を穏やかにしてくれる
「メリッサ」はストレスで疲れた心を穏やかに癒してくれる効果があるアロマです。
ギリシャの言葉で「ミツバチ」という意味がある名前で、その名の通りハチが特に好む花の品種でレモン系の香りがします。
クセもないことから香りを吸引しやすく人気がありますが、他のアロマと比較すると抽出量が少ないため高価なことがデメリットです。
そのため、近年ではメリッサの偽物もかなり多く出回っています。
ですが、それだけに心身への効果も高く不安感やパニックになった心を落ち着かせて、気持ちを明るくしてくれる作用があります。
またストレスによる胃もたれや消化不良にも効果があり、血圧を下げてくれる働きも持っています。
さらにアトピーなどの皮膚トラブルにも効果を発揮してくれるため、ストレス解消以外でも活用できるメリッサはすごいアロマです。
メリッサのアロマを使用する際の注意点
皮膚への刺激を避けるため、低濃度での使用がおすすめです。
カモミールはストレスによる不眠を改善してくれる
「カモミール」は、江戸時代にヨーロッパから日本に伝わりました。
リンゴのような優しいフルーティな香りがするため、ハーブティーとしても人気がある品種です。
リラックス作用が高く恐れからくるストレスや、ストレスによる不眠症にも用いられるカモミールには癒しの成分が多く含まれています。
また欲求不満や落ちこみの感情をやわらげる作用も備わっていて、ストレスが原因の頭痛や吐き気にも効果があります。
体への効能としてはアレルギーに対して効き目があるほか、関節痛などにも効果がある頼もしいアロマです。
海外では民間の治療薬として認知されていて、万能薬としての側面を持っています。
カモミールのアロマを使用する際の注意点
アトピー性皮膚炎や敏感肌の人は、使用の際に注意が必要です。
アロマオイルを水で薄めて低濃度にしたものを、腕にぬり2日以内にかゆみやかぶれでないか、パッチテストを行うことが大切です。
緑林の香りにもストレスを癒す効果がある?
今回ご紹介しましたアロマオイル以外にも、ストレスを癒す香りが自然界に存在しています。
それが「緑林の香り」と言われるもの。
実はこの緑林の香り、意外にも私たちに身近な場所にあるんです。
緑林の香りについて詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。
アロマオイルって使用期限はどうなの?
さまざまな効能を持つアロマオイル、興味があって購入した経験のある人も多いのではないでしょうか。
でも、中には買ったアロマについてこんな疑問をもっていませんか?
前に買ったアロマ、未使用だけどまだ使えるかな?
このアロマ、最近使ってないけどまだ使える…?
実はアロマには効能を発揮するための使用期限が存在しています。
開封したアロマの瓶であれば、半年から1年は効果的に使うことができます。
そんなアロマの使用期限や期限切れの有効活用法など、気になる疑問について詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
まとめ
今回ご紹介しましたアロマは、どれも高いリラックス作用がある定番のアロマばかりです。
アロマ用品の専門店はもちろんのこと、今では町の雑貨屋さんなどでもアロマオイルは販売されているので「誰でも手軽に購入できる」ということもアロマの大きなメリットです。
日常生活でイライラすることやストレスを感じることがあったら、ぜひ癒しの効果を持つアロマを使ってみてください。
心を落ち着けてゆったりとしたひと時を味わうことができますよ。
その他の心身癒すアロマオイルについて、詳しくはこちらの記事も参考にどうぞ。
合わせて読みたい
ストレスによる心身の疲労は、早めの対策が肝心です。
今回ご紹介したアロマは、ストレスによるさまざまな症状を癒してくれる効果が期待できるので上手く活用してみてください。
人間関係の悩みや仕事が忙しくてストレスが高まってしまうと、抑うつ症状で悩まされる現代人は少なくありません。
抑うつの自覚がある時には、病院に行って治療するのが一番です。
ですが、忙しくてなかなか病院に行くのが難しい時には、ピンチヒッターとして抑うつに効くアロマオイルを使うこともおすすめですよ。
抑うつに効果のあるアロマオイルについては、こちらの記事でご紹介しています。