ミルクティーやレモンティー、さらにはシナモンティーなど、紅茶の世界には多くのアレンジ方法が存在しています。
そんな中この10年ほどの間、急速に認知度が高まった紅茶に「スパイス入りのミルクティー」があります。
別名を「インド風ミルクティー」や「チャイティー」などとも呼ばれており、スーパーなどでも気軽に買えるほど今では有名になっています。
このスパイス入りミルクティー、実は心身へすばらしい効能を持たらしてくれる飲み物であることをご存知でしょうか?
そこで本記事ではスパイス入りミルクティーの作り方と、アレンジ法について調べてみました。
スパイス入りミルクティーは紅茶が持つ効能とスパイスの作用が同時に得られる
「スパイス入りミルクティー」とはその名の通り、ミルクティーにさまざまな香辛料を合わせて作る飲み物です。
そのため愛飲することで、紅茶本来が持つリラックス作用やダイエットへの効果、さらにはストレスの軽減などが期待できます。
そこに合わせるスパイスの種類によってもさまざまな違う効能が得られることから、心と体にすごくメリットのある飲み物として、スパイス入りミルクティーは近年評価が高くなっているのです。
まずはオーソドックスなスパイス入りミルクティーの作り方について、下記でご紹介していきます。
基本のスパイス入りミルクティーの材料と作り方
- 基本のスパイス入りミルクティー材料紅茶の茶葉が大さじ2、またはティーパックが2つ
- 水を200ml
- 牛乳を200~300ml程度(お好みで)
- シナモンスティック1本、またはシナモンパウダー小さじ2分の1でもOK
- クローブ4個(あらめに刻む)こちらもパウダーでも可 小さじ2分の1
- カルダモン2個(殻を割っておく)同じくパウダーでも可 小さじ2分の1
- ショウガすりおろし 小さじ2分の1 もしくはスライスしたものを2枚
ここで1つポイントなのですが、スパイス入りミルクティーを作る際の紅茶の茶葉は、高価なものでなくて大丈夫です。
むしろ本場インドでは、安価な茶葉を使って作ったほうがおいしく味わえると言われています。
スパイス入りミルクティー詳しい作り方
- 小鍋を用意して、紅茶の茶葉以外を入れて中火で煮込みます。
- ふつふつと沸騰し始めたら茶葉を入れて弱火にしてから2分半ほど、さらに煮出します。
- 茶こしを使ってカップに注げば完成です。
今回のレシピの中ではあえて砂糖を加えていませんが、本場であるインドのスパイス入りミルクティーはかなり甘いことで知られています。
飲む際に、砂糖はお好みの分量を足してから飲んでみてくださいね。
スパイス入りミルクティーの作り方も、レシピによっては違いがあって「茶葉を入れてからはお湯を沸騰させない」という方法もあります。
沸騰後に茶葉を入れる時には、お湯の余熱によって紅茶を抽出します。
このように自分でいろんな作り方ができるのも、スパイス入りミルクティーの楽しみの1つです。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
基本のスパイス入りミルクティーの効能
基本の4つのスパイスを加えることでおいしくなるミルクティーですが、それぞれに体に対して違う効能を持っています。
漢方では「桂皮」の名でも知られる「シナモン」には、血糖値を安定させる作用があると言われています。
さらに抗酸化作用にも優れており、血管を強くしてくれることからシナモンはアンチエイジングの効能でも注目されているスパイスです。
カレーに配合されている「クローブ」には抗菌作用があり、古代から中国では感染症の予防薬として使用されてきた歴史あるスパイスです。
消化不良に効果が高いことでも有名な「カルダモン」ですが、腸内の余分なガスを排出することなどからハーブティーとしても人気があります。
またカルダモンには発汗作用備わっているので、風邪のひき初めにもおすすめのスパイスです。
生姜の詳しい効能について、詳しくはこちらの記事に記載しています。
シナモン同様に生姜も漢方によく使われている食材なので、すごく体にいいですよ。
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スパイス入りミルクティーのアレンジ法
基本の作り方は上記にある通りなのですが、これは紅茶で言うところ基本の「ストレートティー」の作り方となります。
もちろん、基本のスパイス入りミルクティーをそのまま飲んでもすごくおいしいです。
ですが、今ではその他にもさまざまなアレンジ方法があります。
今回はその中でも、特におすすめしたいものをピックアップしてみました!
豆乳を加えたスパイス入りミルクティー
作り方は簡単で、先ほどの基本のスパイス入りミルクティーの材料である牛乳を「豆乳」に変えるだけでできます。
豆乳は美肌効果や便秘の改善、ダイエットへの効能もあることから特に女性におすすめしたいアレンジ方法となっています。
さらに、豆乳は女性ホルモンの働きを助けるパワーも持っていることで有名です。
女性ホルモンが活発になるのは寝ている間なので、寝る前に飲むことでさらに豆乳は効果を発揮することができます。
コショウを加えたスパイス入りミルクティー
スパイス入りミルクティーの数あるアレンジの中でも、特に有名なのがこの「コショウ」入りです。
スパイスの代名詞としても知られるコショウには、消化を促す効果や貧血の予防、さらに冷え性の改善や代謝を促進する働きがあります。
作り方は簡単で、まず粒コショウを砕いてから他のスパイスと同様に鍋で煮込んで作ればOKです。
コショウ独特のピリッとした風味が特徴的で「これぞスパイス入りのミルクティー!」と言った味わいがしておいしいですよ。
はちみつを加えたスパイス入りのミルクティー
砂糖よりもやわらかい風味が人気の「はちみつ」は、スパイス入りミルクティーのアレンジに最適です。
「スパイス入りミルクティーを飲んでみたいけど、実はスパイスが苦手で…」
そんな悩みがある方に、はちみつ入りは1番おすすめできるアレンジとなっています。
大きなメリットとしては、はちみつの持つ優しい風味が他のスパイスの辛味などを上手にやわらげてくれるからです。
多くの効能があるはちみつですが、こちらに関してははちみつのもっているすごい健康効果が最近注目されている?実は美容効果も高かった!の記事で詳しくご紹介しています。
まとめ
このように「スパイス入りミルクティー」は紅茶本来が持つ健康作用と、それぞれのスパイスが持つ効能とが1度に堪能できるすごいドリンクなのです。
美肌効果や抗酸化作用など注目の成分がたくさん入っているので、試しに飲んでみてはどうでしょうか?
普段の紅茶とは違った香りや風味を1度味わうと、やみつきになってしまうおいしさがありますよ。
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スパイス入りミルクティーは、味の良さと体への効能が高いことで人気がある飲み物です。
実は紅茶のアレンジには、まだまだ他の種類が豊富にあることを知っていますか?
そのアレンジの中でも、特におすすめの紅茶について詳しくはこちらの記事でご紹介しています。