あなたは「しいたけ」が好きですか?それとも嫌いですか?
しいたけは日本国内でも特に有名なきのこのひとつですが、かなり好き嫌いがわかれる品種でもあります。
「味はともかく、あのヌルッとしているしいたけ独特の食感がどうにも好きになれない…」
そんな複雑な感情をしいたけに抱いている人も、結構多いのではないかと思います。
しかしその一方で、しいたけは栄養豊富なきのこであるだけに、食べずにいるのはもったいないと感じている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はそんな風にしいたけが嫌いな人でも、簡単に栄養を摂取できるおすすめの方法があります。
それが「しいたけ茶」というお茶です。
このしいたけ茶とは一体どんなものなのか、さらにしいたけ茶の持つ効果についても本記事でご紹介していきます。
しいたけ茶はしいたけの栄養が豊富に入っている
「木こりの風邪知らず」という言葉をご存知でしょうか?
これは、山で木こりをしている人はきのこ類を食べる機会が多いので、風邪をひくことがないという意味です。
この言葉にあるように、きのこ類には豊富な栄養素が含まれています。
きのこの一種である「しいたけ」も、もちろんたくさんの健康効果を持っています。
そしてしいたけを原料とする「しいたけ茶」の中にも、栄養は豊富に含まれているのです。
まずしいたけの代表的な栄養素に、カルシウムの吸収を高めてくれる「ビタミンD」があります。
このビタミンDには、血中に含まれるカルシウム濃度を一定に保つ働きを持っていて骨粗しょう症の予防にもおすすめの栄養素となっています。
さらにしいたけには、5大栄養素のひとつである「ミネラル」や、免疫力を高めて生活習慣病を予防してくれる「βグルカン」もたくさん含んでいるのです。
他にも、血圧と血中コレステロールの値を下げてくれる効果があるしいたけは、高血圧の方にもピッタリのきのこです。
そのため、お酒を頻繁に飲んでいる方にもおすすめしたいしいたけなのですが、実はかなり意外な栄養素も入っています。
アスパラガスから見つかった栄養も含まれている?
驚くほどたくさんの栄養素が含まれているしいたけですが、まだ他にも秘密があります。
それが「アスパラギン酸」の存在です。
アスパラギン酸は生活習慣病予防や疲労回復に効果ある栄養素で、うまみ成分のひとつでもあります。
これは他のきのこ類にも含まれているのですが、干ししいたけは特に群を抜いて多く含まれている成分として知られています。
うまみも感じることができて、なおかつ生活習慣病にまで効果的だなんて、アスパラギン酸ってすごくうれしい栄養素ですよね。
スポンサーリンク
しいたけ茶はノンカフェインであることもメリット
しいたけ茶はお茶と名前がついているので、カフェインの心配をされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
妊娠中や寝る前に飲むと寝つきが悪くなるので、カフェインが気になることってありますよね。
ですが安心してください。
しいたけ茶は原料がお茶の茶葉ではなく、きのこであるしいたけから作られています。
そのためしいたけ茶は、まったくカフェインが含まれていないノンカフェインのお茶なのです。
しいたけ茶の作り方
しいたけ茶は、干ししいたけをお茶の葉のように煎じて作る珍しいお茶です。
しいたけ茶の作り方
- まず普通の日本茶のように、干ししいたけを粉末状にするか、または薄くスライスにします。
- お湯を沸かしてから、干ししいたけを煎じることで完成です。
しいたけ茶は料理に使う出汁のような、味わい深い風味があるお茶です。
ただし、人によっては飲みなれないうちは、苦くてくせが強いと感じることもあります。
そんな時にはしいたけ茶の中にコショウを入れたり、ゆずの皮を入れると飲みやすくなりますよ。
自分でしいたけ茶を作るのが面倒だと感じる時には、市販のしいたけ茶がおすすめです。
市販されているしいたけ茶ならば手軽に楽しめて便利
最近はしいたけ茶の健康効果に着目して、さまざまな種類のものが発売されています。
お湯を注ぐだけでおいしく飲める、粉末タイプは特に手軽でおすすめ。
粉末タイプのしいたけ茶は飲みたいなと思った時に、お湯があればすぐ作れるので便利ですよ。
市販のしいたけ茶のおすすめについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
まとめ
このように「しいたけ茶」は、しいたけの食感が苦手な方でも、素材そのものを食べずにしいたけの栄養を摂取できるお茶です。
しいたけは免疫力を高めてくれたり、生活習慣病の予防にも効果を発揮してくれる万能食材となっています。
そんなしいたけの栄養素を飲むだけで摂ることができるってすごいですよね。
普段はしいたけの食感で食べられない方も、しいたけ茶を試してみてはいかがでしょうか?
実際にしいたけを食べなくても、健康効果の高さや風味豊かなダシの味など、しいたけのいいとこどりをすることができますよ。