今を生きる現代人にとって、どうやってたまったストレスを解消するかは大切な課題です。
最近の研究により、ストレスを感じると私たち人間の体の中では「ストレスホルモン」の増加が起きてしまうことがわかってきました。
そんなストレスホルモンを手軽に解消できる方法について、今回は特集していきます。
ストレスホルモンって何?
ストレスを感じると体の中で増加する「ストレスホルモン」ですが、そもそもいったい何なのでしょうか?
ストレスホルモンの名前は「コルチゾール」と言います。
私たちがストレスを感じると、このコルチゾールが「副腎皮質」から過剰分泌され、体内で増加してしまうのです。
コルチゾールのもたらす作用は?
コルチゾールは「免疫力」や「脂質代謝」それから「交感神経の緊張」など、体の中でおおくの作用をもたらしています。
このほかにも「幸福系のホルモン」などの他のホルモンの作用を抑制してしまう効果があるので、あまり分泌が進むのは望ましくありません。
こう聞くとコルチゾールはほんとうに困った厄介者のホルモンのように感じますよね?
しかし、ストレスホルモンであるコルチゾールには、体内に対していい作用をもたらす測面も持っています。
コルチゾールの持っている体にいい作用って?
コルチゾールには「抗炎症作用」が備わっています。
これは体内で起こる「アレルギー反応の抑制」をしてくれる優れた働きがあります。
また「脂肪の燃焼効果」もあることから、コルチゾールはダイエットにも効果を発揮してくれる力も持っているのです。
このことから、コルチゾールはもともとはすばらしい効能を持つホルモンであることがわかります。
大切なのは、コルチゾールの分泌が適度であるかどうかなのです!
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分泌を適度にするには「背筋伸ばし」がおすすめ
デスクワークや根を詰めた作業などで、肩こりやストレスを感じることはおおいですよね。
そんな時には少しの時間でいいので、背筋をピンと伸ばしてみましょう!
背筋をピンと伸ばすことにより、ストレッチもできコルチゾールの分泌を適量にすることができます。
さらに、背筋をピンとすれば気分転換になる以外にも「気持ちに積極性をもたらす」効能があることがハーバード大学の研究によりわかっています。
背筋を伸ばしただけで、こんなにいろんな効果があるなんて驚きですよね。
気分が積極的になれるので、仕事の効率化を上げたいときにもおすすめですよ。
ぜひ、仕事の合間に背筋伸ばしを試してみてください。
全身の血行改善にも効果のある背筋伸ばし
オフィスなどで試す場合には、椅子などに座ったままでの背筋伸ばしが手軽です。
しかし、長時間椅子に座っていると下半身が血行不良になっていることもおおいです。
そんな時には「立って行う背筋伸ばし」がおすすめです。
長時間椅子に座っていると、どうしても足元などの末端神経の血行が悪くなることがあります。
そのままで背筋伸ばしをしてもストレスホルモンは軽減できるのですが、下半身の血行不良は改善できません。
背筋伸ばしを立ってすれば、ストレスホルモンの軽減と下半身の血行促進も一緒にできてまさに一石二鳥ですよ。
特に女性は末端冷え性に悩んでいるかたもおおいので、おすすめの方法です。
まとめ
背筋伸ばしは手軽に気分転換できるうえに、ストレスホルモンの軽減もできるおすすめのストレッチです。
立って行えば血行不良にも効果を発揮してくれるで、末端冷え性のかたにも試していただきたいです。
座って行う背筋伸ばしも、肩甲骨に効くので肩こりの改善におすすめです。
自分に合った方法で、ストレスホルモンを軽減しましょう。
コルチゾールと上手に付き合えば、日ごろの体調管理にも役立ちますよ。