日本人には昔から馴染みのある「日本茶」は、近年海外でも大人気です。
煎茶や抹茶、さらにほうじ茶など種類もすごく豊富にあって、それぞれに違った味と風味が楽しめます。
普通に淹れて飲んでももちろんおいしいのですが、これらの茶をさらにおいしく飲むための秘訣があることをご存知でしょうか?
今回は「日本茶」をもっとおいしく飲むために、大切な3つのポイントについてご紹介していきます。
日本茶は淹れたら早く飲もう!温め直すのはNG?
皆さんはお茶を淹れた際に、すぐに飲むようにしていますか?
淹れ立ての日本茶をすぐに飲めば、おいしさと温かさでホッとした気持ちになれます。
ですが日本茶を淹れた時すぐ飲むことができず、いざ飲もうとした時にはお茶が冷めてしまっていることってありますよね。
そんな時には電子レンジで再度、日本茶を温め直すという人も多いのではないでしょうか?
まるで淹れ立てのようにあったかいお茶が飲めるので、電子レンジを使うと便利ですよね。
しかし便利に見えるこの方法、おいしい日本茶を飲むうえではよくありません。
1度冷めた日本茶は、香りが飛んでしまうからです。
さらに日本茶は淹れてから時間がたつと、成分が酸化をしてしまいます。
酸化するとお茶に渋みや苦味が出てしまうので、冷めた日本茶を再度温め直すのはおすすめできないのです。
おいしい日本茶を飲みたい時には、すぐに飲める準備が整ってからお茶を淹れることがポイントになります。
ちょっとした心がけで、さらに日本茶のおいしさを増すことができますよ。
スポンサーリンク
日本茶を淹れる時には軟水を使うのがおすすめ
水の水質には「軟水」と「硬水」があります。
どちらの水質になるかは、水に含まれているカルシウムとマグネシウムの量によって変わってきます。
おいしい日本茶を飲むには、水の性質に気を使うことも大切なポイントです。
実は日本茶を上手く淹れるには、軟水を使うのがいいといわれています。
これは日本の水質に、軟水が多いためです。
ミネラルウォーターと水道水ならばどちらがお茶を淹れるのにいいの?
軟水と聞くと、つい頭の中にミネラルウォーターを思い浮かべるかもしれませんね。
ミネラルウォーターは確かにカルシウムとマグネシウムが豊富に含まれているので、お茶を淹れるのにも適しています。
ですが日本茶を淹れるのに、ミネラルウォーターを用意する必要はないと思っています。
なぜならば、日本の水道水は一般的に軟水であることが多いからです。
そのため水道水でも、十分においしい日本茶を飲むことができます。
ただ地域によって水質に多少の差はあるので、興味のある方は以下の記事を参考にしてみてください。
日本茶の茶葉を上手く保管するには湿度に気を付けよう
美味しい日本茶を飲むには、茶葉をどのように保管するかも大きなポイントとなってきます。
茶葉の上手な保管の仕方
- 茶葉を置く場所は湿度が低いところがいい
- 日光が当たらず涼しいところがベスト
- 袋を密閉容器にいれる
茶葉の入った袋をあけたら、遅くても2週間以内で飲みきりましょう。
なるべく早めに飲んだほうが、日本茶の香りが飛ばずおいしく味うことができますよ。
専用の茶筒に入った日本茶の場合は、袋入りの茶葉よりも長く保存できる傾向にあります。
ですが油断は禁物です。
袋入りよりも密閉性の高い茶筒でも、缶のふたをしっかりすることと、直射日光に当てることはいけません。
茶筒入りも袋入りも、開封した後はなるべく早めに茶葉を使いきるようにしてくださいね。
まとめ
日本茶は美味しさと健康への効果から、海外での評価はもちろん、日本国内でも再評価されている飲み物です。
普通に飲んでもおいしいですが、淹れかたや水に気を付けることでもっとおいしく飲むことができます。
日本茶を淹れる時に心がけたい大切なポイントは3つです。
どれも簡単にできることなので、これらのポイントを考えながら日本茶を淹れてみてくださいね。
合わせて読みたい
せっかく丁寧に日本茶を淹れるのであれば、おいしくて体にもいいお茶がいいですよね?
近年、香ばしくて人気がある日本茶のひとつ「ほうじ茶」の健康効果が見直されています。
ほうじ茶の体への効能について詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。