あなたは暑い夏の夜、しっかりと睡眠をとれていますか?
寝ている途中に暑さで目が覚めて、睡眠不足になっている方も、たくさんいらっしゃるのではないしょうか?
熱帯夜が毎日のように続く夏の夜は、寝ても疲れが取れないことってありますよね。
しかし熱帯夜でも、実はほんの少しの工夫をすることで、簡単に涼しくすごすことが可能です。
そこで本記事で、夏でも睡眠中に涼しくすごすための8つの工夫について、ご紹介していきます。
エアコンを使い室温を27度に保つことで睡眠中ずっと涼しくすごせる
「節電のためにも、エアコンの設定湿度は28度に!」
クールビズの季節になると、よくそんな風に言われますよね?
ですが、近年の夏の暑さは並ではありません。
個人差もありますが、ここ最近は28度の設定だと、夜寝ている時に暑さで寝苦しい思いをしている人も多いという説があります。
そのため寝ている間の寝室の気温は、クールビズの設定温度より、1度下げた27度を保つことがおすすめです。
これだとエアコンの電気代も家計を圧迫しないですし、寒すぎて風邪をひくこともありません。
27度であれば睡眠中でもちょうどいい気温なので、快眠することが可能ですよ。
27度設定で熟睡できない人には冷感グッズの使用がおすすめ
エアコンの設定が27度では、暑くて熟睡できない…
そんな人には、使うと涼しさを実感できる「冷感グッズ」がおすすめです。
冷感グッズについて詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。
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エアコンはタイマーよりもつけっぱなしの方がいい!
「寝る時はエアコンのタイマーをセットしている」という話を多く耳にします。
タイマーにしておいた方が電気代も安くすみそうだし、体のためにもいいから!
そういった理由で、エアコンをタイマー設定にしているということなのです。
ですが実際は、電気代を低くする効果は全くありません。
さらに、タイマー設定をしていても、体へのいたわり効果もないのです。
寝ている間にエアコンのタイマー利用をすると、電気代も高くなってしまうだけでなく、実際には体へ負荷もかかってしまいます。
エアコンはつけっぱなしの方が電気代も安くて体にも優しいのはなぜ?
エアコンは起動させて最初に気温を下げる時に、1番電気を多く使うようになってます。
夜中に暑さで目が覚めた時に、もう1度エアコンを起動させてしまうと、また気温を下げるのに大きなパワーを必要とします。
起動時に最も多くの電力を消費する電化製品がエアコンなのです。
さらに、エアコンの電力が切れて暑さで目が覚めることによって、夜間でも熟睡できません。
暑さを感じるたびに目が覚めてしまうと熟睡できず、寝ている間に体力を回復することができないのです。
これらのことを踏まえると、就寝時にはエアコンのタイマー機能を使わないほうが得策です。
エアコンをつけっぱなしの方が、意外に電気代も安くなるうえに体への負荷もかかりません。
エアコンと扇風機の両方を活用する
夏場にエアコンをつけている時には、扇風機をいっしょに活用することもおすすめします。
エアコンの涼しい風は何もしないでいると、天井付近でたまってしまいます。
そんな時には扇風機を上にむけて、涼しい風を循環させてあげれば部屋全をが涼しくすることができますよ。
扇風機を使って部屋全体にエアコンの風を循環させることにより、普通よりも早く温度が下がるので電気代の節約にもつながります。
寝る前にコップ1杯の水を飲んで熱中症を予防
私たちは普段寝ている間に、コップ1杯分の汗をかいています。
これは夏に限ったことではなくて、季節に関係なく寝ている間はそれくらいの汗をかいているといわれているのです。
そのため、寝ている間に体から排出されていく分の水分は、寝る前に補ってあげることが大切です。
寝る前に水を飲むと、トイレに行きたくなるから飲みたくないな…
そう思う方もいらっしゃると思います。
冬の寒い季節ならば、寝る前に水を飲まなくてもさほど心配はいりません。
ですが、夏は寝ている間でも熱中症になる危険性があります。
睡眠時の熱中症を防ぐためにも、コップ1杯の水を飲むように心がけてくださいね。
コップ1杯の水と同様に、麦茶でも熱中症予防に効果がありますよ。
夏の水分補給に麦茶がおすすめな理由については、こちらの記事でご紹介しています。
寝室の窓の外に「よしず」をする
寝室の気温を下げることは熱帯夜の寝苦しい夜には大切なことです。
そこへさらに、昼間の熱を部屋に入れないようにすることも夏の快眠には重要になります。
おすすめの対策は、寝室の窓の外側に「よしず」をして、太陽の熱を部屋に入れないことです。
昔から夏の暑さ除けとして活躍していた「よしず」の他にも、最近ブームになっているヘチマを使った「緑のカーテン」もおすすめします。
自然の力で太陽光を遮ってくれるうえに、植物の効果で見た目も涼しいですよ。
食べられるゴーヤなどを遮光に使うと、収穫して食べる楽しみも味わえます。
窓に遮光カーテンを付けて直射日光を遮る
特に西日の強い部屋を寝室にしている場合には、「遮光カーテン」の使用がおすすめです。
最近は、遮光カーテンの種類がいろいろあって、熱帯夜に効果的なものもたくさんありますよ。
遮光率が高いものや低めのものなど自分の好みで選べるため、寝室に使うことで快適に寝ることができます。
「よしず」や「緑のカーテン」といっしょに使うことで、昼間の暑さが寝室にこもるのを防ぐ効果を、より高めることが可能です。
お風呂は寝る1時間前に
人間は高くなっている体温が下がる時に、ちょうど眠たくなるようにできています。
そのため、お風呂に入浴するのは寝る1時間前にするのがおすすめです。
夏は39度程度のお湯に、10分くらい入浴しましょう。
すると体の深部体温が一時的にあがって、寝るころに下がり始めるので、すんなりと眠りにつくことができます。
夏に入浴する際には、ハッカ油スプレーを使った「ハッカ湯」がおすすめです。
風呂上がりでもハッカの効果でスーッとするので、清涼感があって気持ちいいですよ。
ハッカ湯について詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。
通気性のいい寝具を上手く活用する
部屋の温度を快眠できる状態に調節することは、夏の疲労回復のうえでも大切なことです。
そこにさらに、通気性のいい寝具を使うことで、夏でも深く熟睡することが可能になります。
頭の熱をとってくれる枕や通気性のいいシーツなど、いつも使っている寝具を夏仕様に変えるだけで、かなり睡眠の質を高めることができるのでおすすめです。
通気性のいい寝具は、汗の吸収もいいので熱帯夜にはすごく重宝しますよ。
夏の快眠グッズについて
まとめ
ここ数年、日本は夏になると毎日のように熱帯夜が続いています。
昼間の暑さだけでも疲れるのに、夜も気温が下がらないので、夏の間は体力の消耗が激しいものですよね。
そんな時は、熟睡するための工夫をして体調管理を努めることが大切となってきます。
夏は花火大会や野外でのレジャーが楽しい季節なので、夜はしっかりと寝て昼間は活発に活動できるように心がけたいですね。
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夏の間体がバテないようにするためには、このように夜間の熱中症対策も大切です。
ですが、それと同じように大切なのが、夏の間の食生活です。
実は夏野菜や果物には、夏バテを防いでくれる効果があるものが多いのをご存知でしょうか?
そんな夏バテ効果のある野菜やくだものについては、こちらの記事でご紹介しています。