部屋のインテリアとしても最適な「観葉植物」は、最近特に人気がある植物の種類です。
置いてあるだけで自然を感じることができますし、見ていて癒されるので世代や性別を問わず愛されています。
「観葉植物」と一口にいってもその世界はとても広く、見た目や育てかたの違う品種がいくつも存在しているのです。
しかし興味を持った方のなかには「部屋に観葉植物を置きたいけれども、植物をちゃんと育てられるかな…」といった心配をされる人もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は初心者の人でも、比較的簡単に育てることのできる「観葉植物の品種」についてピックアップしてみました。
サンスベリア
上にむかって葉が真っ直ぐに伸びていく「サンスベリア」は、南アジアやアフリカが原産の観葉植物です。
サンスベリアは日本名を「虎の尾」と言います。
これはサンスベリアの葉に、まるで虎のようなしま模様が入っていることから付けられているんですよ。
多くの種類がある観葉植物のなかでも、特にサンスベリアは空気の浄化能力が高いことでも人気のある品種です。
そのため自宅だけでなく、オフィスなどにもよく置かれる観葉植物として知られています。
サンスベリアの育て方
サンスベリアは乾燥の多い地域が原産であることから、耐乾性が高く暑さにも強いので初心者でも育てやすい植物となっています。
そんなサンスベリアの水やりについてですが、毎日しなくても大丈夫です。
土が乾いているときにたっぷり与えておけば大丈夫なので、多忙な方も育てやすいですよ。
さらに乾燥に強いため冬の11月から2月までの間は、まったく水やりをしなくていいことも魅力です。
サンスベリアは耐陰性なので、屋内での栽培が可能なことも大きなメリットです。
太陽の光の入る窓辺などにおいて少しの間、日光に当ててあげるようにしましょう。
反対に夏の暑い季節に直射日光に当てすぎると、これも葉の色を悪くする原因になってしまうので1時間程度日光に当てるくらいでかまいません。
8月から10月頃になると花を咲かせるので、空気の浄化能力以外に見た目でも十分に楽しむことができますよ。
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モンステラ
見た目に迫力がある「モンステラ」は、メキシコや南アメリカが原産の観葉植物です。
数ある観葉植物のなかでも、かなり大きな部類に入る葉っぱに魅了があります。
そんなモンステラはサトイモ科に属している植物です。
あの大きな葉を持っているサトイモの仲間なのか~と思うとなんだか納得できますよね。
丸みをもった大きな葉が愛着の湧くモンステラですが、こちらも空気を浄化する効果の高い観葉植物となっています。
モンステラの育てかた
乾燥に強いモンステラは、土が乾いたときに水やりするだけで栽培できます。
そのためこちらもサンスベリア同様、忙しい方におすすめの観葉植物です。
原産地では日光の少ない場所で生えていることの多い植物なので、屋内で育てることも十分に可能です。
しかしまったく太陽に当たらないと、今度は葉っぱの間の間隔が伸びてしまって、あまりよくありません。
窓辺のカーテン越しに太陽光を当ててあげるくらいが、モンステラにとってはベストな環境です。
また温かい地域で生育しているモンステラは、暑さには特に強い品種として知られています。
普通は暑さに強い植物というと、反対に寒さに弱いものが多いイメージですよね?
モンステラはなんと5度くらいまでの寒さならば耐えられます。
暑さと寒さの両方に強いので、初心者の方でも比較的育てやすい品種ですよ。
パキラ
タマゴのような形の葉っぱが5枚程度ついている「パキラ」は、中南米が原産の観葉植物です。
見た目がかわいらしいことで有名なパキラですが、別名を「money tree」とも言われています
そのためパキラは風水でも、財を発してくれる観葉植物として人気のある植物です。
インテリアとして飾っても癒されるのに、運気まで上げてくれるなんてすごいですよね。
もちろんパキラにも観葉植物の空気清浄効果もしっかりそなわっています。
パキラの育て方
乾燥に比較的強いパキラは、とても丈夫で初心者向きの観葉植物として有名です。
もともとは暑い南米の原産なのですが、意外に耐陰性があることでも知られています。
そのため屋内で育てることも可能です。
一方でパキラは直射日光に当てると、葉の色合いが悪くなってしまう植物です。
カーテン越しでいいので、少しだけ日光に当ててあげるように心がけてください。
さらに低温には弱い性質を持っているので、冬でも気温が10度以上になる部屋にパキラを置くのがおすすめです。
葉の広がりがよく見た目もいいので、リビングなどの頻繁に目に入るところに置くことで心が癒されますよ。
パキラの水やりですが、乾燥に強いので土の表面が乾いたときにあげたのでかまいません。
冬の水やりは根元の土が乾いていても、数日たってから水やりをしたくらいでちょうどいいです。
オリヅルラン
南アフリカが原産の「オリヅルラン」は、まだら模様の細長い葉っぱが特徴のある観葉植物です。
小さな鉢植えでも育てることができるので、机の上や台所などのちょっとした空いているスペースに置くこともできます。
空気の清浄効果もあるので、気になる場所に置いてみましょう。
オリヅルランは明治のころ日本に伝わり、現在に至るまで人気の高い品種となっています。
オリヅルランの育て方
オリヅルランは、太陽の光を好む植物です。
耐陰性も持ち合わせているので、日光が当たらない場所でも育てることは可能ですが、その場合見た目はかなり細くなってしまいます。
なるべく日光に当たる場所に置くようにしてあげましょう。
オリヅルランは日光が当たらない場所でも育てることは可能ですが、その場合見た目がさらに細くなってしまいます。
乾燥にはかなり強いため、水やりは表面の土が乾いた時にあげてください。
ティランジア キセログラフィカ
「キセログラフィカ」は数ある観葉植物の中でも、見た目に特徴がある「ティランジア」の一種です。
このところ人気が急上昇中の「ティランジア」ですが、別名を「チランジア」とも言い、北アメリカや南米が主に原産となっています。
木の幹や岩に生える観葉植物であるため、土や鉢植えがなくても育成できるのもメリットです。
その中でもキセログラフィカはティランジアの中の王様と言われており、特に人気が高い品種なんですよ。
キセログラフィカの育て方
キセログラフィカは土を使わないので、鉢の管理をする手間がいりません。
そのため初心者の方にとっても、すごく育てやすいことが魅力的な観葉植物です。
日光が好きな植物なので、キセログラフィカは日当たりのいい場所に置いてあげましょう。
ですがその際に、注意しなくてはいけないことがあります。
日光が好きなキセログラフィカですが、直射日光に直接当たるところでは太陽光が強すぎます。
さらにキセログラフィカは乾燥に強いため、水やりは毎日か2~3日に1度葉の表面に霧ふきをかけるだけ、と育成にあまり手間がかかりません。
風通しの良い場所に置くのがベストなのですが、その反面エアコンの風には弱いので直接風が当たらないように気を付けてあげてください。
まとめ
今回ご紹介しました「観葉植物」はどれも耐乾性があり水やりの必要がさほどないため、多忙な方でも育てやすいものばかりになっています。
インテリアとしても楽しめますが、空気の浄化能力も高いので、お部屋に置いて自然の空気清浄機として飾るのもおすすめですよ。
観葉植物は「空気清浄機」ならぬ「空気清浄木」とも言われているほど、空気の浄化能力に定評があります。
見ても癒され、空気もキレイにしてくれる、そんな観葉植物たちの持つ素晴らしいパワーに癒されてみてはいかがでしょうか。
疲れている心身もいっしょに浄化してくれますよ。