近年、健康ブームの高まりによってさまざまな商品の栄養成分が人気となっています。
その中でも、特に体にいい効果をもたらしてくれることから「オメガ3系脂肪酸」が話題です。
特に不安の多い現代人にはうれしい抗不安効果があるという「オメガ3系脂肪酸」ですが、実際どんな食品に含まれているのかについて、今回調査してみました。
オメガ3系脂肪酸を含む食品とは?
抗不安効果の高いオメガ3系脂肪酸ですが、実は魚類と油類にナッツ類にまで、幅広い食品に含まれています。
魚類
青魚系にオメガ3系脂肪酸が特に多く含まれています。
- サバ
- サンマ
- イワシ
- ニシン
- タラ
- マグロ
油類
- アマ二油
- エゴマ油
- シソ油
厚生労働省の調査によると、1日に大さじ1杯程度の量で必要なオメガ3系脂肪酸が摂取できます。
甲殻類
- カニ
- カキ
- ムール貝
ナッツ類
そのまま食べても効果的ですが、細かく砕いて食べたほうが、さらに効率よく体内にオメガ3系脂肪酸を摂取できます。
- クルミ
- ピーカンナッツ
大豆類
- 大豆
- 枝豆
- 納豆
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オメガ3系脂肪酸の健康効果は?
オメガ3系脂肪酸の代表的な健康作用は、不安感を軽減する抗不安効果です。
抗不安効果を持つことから「うつ病の予防や認知症改善効果にもオメガ3系脂肪酸が役立てられる」と今も研究が進んでいます。
国立がん研究センターの研究では、一日に2グラムオメガ3系脂肪酸を摂取すると不安を軽減できることがわかっています。
さらにオメガ3系脂肪酸にはこの他にも血液を固まりにくくしてくれる働きがあります。
「脂肪酸」という名前なのに、これはなんだか意外な健康効果ですよね?
ですが血流が良くなることからアメリカでは心臓病の予防として、オメガ3系脂肪酸の含まれているサプリメントを摂取している人も多々いるそうです。
オメガ3系脂肪酸が含まれる食べ物を毎日摂ることが難しい時には、サプリメントも便利かもしれませんね。
また他にも生活習慣病の予防効果があることもわかってます。
これはオメガ3系脂肪酸が持つ中性脂肪を下げてくれる作用によるものです。
中性脂肪を下げる作用によって、現代病として悩んでいる人も多い糖尿病のリスクを下げる効果があることが近年の研究で解明されており、医学的にも話題となっています。
オメガ3系脂肪酸はこのように、不安やストレスから起こる心身の症状を治す働きを持っているんです。
幸せホルモンと言われるトリプトファンも不安の軽減には効果的
不安感を軽減してくれる効果のあるオメガ3系脂肪酸ですが、同じように抗不安効果のある成分は実は他にもあります。
それが別名「幸せホルモン」とも言われている「トリプトファン」です。
これは牛乳やバナナなどに多く含まれているホルモンで、体内時計を調節してくれる働きも持っています。
まとめ
不安感はいつの時代でも、人間にとって逃れることのできないものの1つです。
特に多忙な現代人は、仕事や家庭の悩みで何かしら不安やストレスを抱えている人が多くいます。
そして不安感やストレスが間接的な原因になり、精神的な疾患や体の疾患になってしまうことも少なくありません。
そんな不安を軽減する抗不安効果のある「オメガ3系脂肪酸」は、まさに現代人にとって必須の成分と言えるのではないでしょうか?
今回ご紹介した食品はどれも比較的多く「オメガ3系脂肪酸」を含むものばかりです。
生活習慣病などの現代病を予防する効果も備わっているので、日ごろから気になっている人はぜひ試してみてくださいね。