宴会のシーズンが近くなると「から揚げにレモンを絞るのはアリか?ナシか?」といった話題が巷でも活発になります。
から揚げにレモン汁をかけると、さっぱりしておいしくなる!
そんな意見もある一方で「から揚げのサクッとした感じがしなくなるからイヤだ」という意見もよくでます。
どちらの話も一理あるため、なかなか論争には決着がつきません。
実はこの「から揚げに絞るレモン」体にとっては、いい効果をもたらしてくれることがわかりました。
一体どんな健康効果があるのでしょうか?
揚げ物を調理すると「ある老化物質」が大量発生する?!
揚げ物を調理した際には、ある物質が大量に発生していると言われています。
それが老化物質の1つとして知られている「AGE」です。
AGEは人間の体内に入って蓄積されることで、血管を弱くして動脈硬化や糖尿病を引き起こす元になってしまいます。
またAGEは、皮膚や目にまで悪影響を及ぼすことが近年の研究でわかっています。
健康に気をつかっている人にとって、まさに大敵の物質です。
実際には体内に入ったAGEのほとんど(9割程度)は、体外に排出されます。
問題なのが体に残った残りのAGEです。
AGEは一度消化吸収されてしまうと厄介なことに、体にとどまって消えにくいという困った性質を持つ成分なのです。
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揚げ物にはレモンなど酸味のあるものを組み合わせよう!
から揚げなどの揚げ物に発生してしまう困った老化物質である「AGE」ですが、対処法も存在します。
それが「レモン」など酸味のある食品を組み合わせることです。
レモンの持つ酸味成分には、AGEを減らしてくれる働きがあるからです。
レモンが苦手、もしくはレモンを使う料理でない場合には「お酢」でも大丈夫。
揚げ物が好きで食べたいけれどもAGEが気になるのよね…。
そういう方には「南蛮漬け」や「酢豚」など、酸味成分をたくさん感じられる料理がおすすめです。
おいしいだけでなく酸味の成分で、AGEを抑えることもできますよ。
老化物質を抑えたいなら揚げ物はなるべく出来たてを食べるのがいい
このように老化物質である「AGE」を減らすのであれば、酸味のある食品を使う方法が効果的です。
ですが、実はもう1つ老化物質を抑制できる方法があります。
それは揚げ物を、なるべく出来たてのあいだに食べることです。
時間がたつにつれ、徐々に油は酸化してしまいます。
油が酸化した時の、独特の匂いを嗅いだことのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこの酸化も体にはよくありません。
揚げ物は作り置きをしてしまうと、AGEがより増加してしまう傾向にあることもわかっています。
揚げものを食べる時にはAGEを抑制するよう、できるだけ揚げたてを食べるようにしましょう。
お弁当など揚げてすぐに食べるのが難しい場合には、先ほどご紹介しました「レモン」など酸味のあるものを使って工夫してみてくださいね。
まとめ
揚げ物は誰からも好まれている食べ物であることから、宴会の席などでもよく提供されている料理です。
レモンもいっしょに添えられていることがあるのですが、味が変化してしまうので嫌う方もよくいらっしゃいます。
ですがレモンを揚げ物に使うと、体にいいことは間違いありません。
かける際には、自分が食べている皿などに1度揚げ物を取ってからレモンをかけるのがおすすめです。
もしもレモンを使うのが苦手な人がそばにいる時には、老化物質の抑制作用を話題にすることで話が盛り上がるかもしれません。
普段の食事や宴会などの席で、ぜひおためしください。
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レモンは揚げ物に使うことで、老化物質を減少させるためできるだけ取り入れたいものです。
そんなレモンを使ったドリンクであるレモネードにも、実は体にいい効果がたくさんあるんですよ。
レモネードの健康効果とアレンジ方法について、詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。