スマホや音楽プレイヤーなどを使えば、外出先でも音楽を手軽に試聴できて便利ですよね。
耳に付けるイヤホンの種類に、自分なりのこだわりを持っている人も多いのではないでしょうか。
ですが、実際にイヤホンを使うと、頻繁に耳あかが付着することで困ってしまうときってありませんか?
私自身、音楽を聴く際にイヤホンを使うと、結構な頻度で耳あかがついてしまうタイプです。
そのことを友だちに聞いてみると「え?耳あかなんて、イヤホンにほとんどつかないよ?」という答えが返ってきたことがありました。
なぜ人によって「イヤホンに耳あかがつく、つかない」の違いがあるのでしょうか?
本記事では、人によってイヤホンに耳あかが付着しやすい場合と、あまり付着しない場合があるのはどうしてなのかについて調べてみました。
さらに、耳あかがネバネバしている人はイヤホンが汚れやすいという話もあるので、それもチェックしていきます。
耳あかが湿っている人はイヤホンに耳あかがつくことが特に多い
あなたの耳あかは乾燥していますか?
それとも耳あかが湿っていますか?
実はイヤホンに耳あかがつきやすいかどうかは、耳あかに湿りを帯びているかどうかでわかります。
耳あかが乾燥しているタイプの人は、耳あかに水分があまり含まれていません。
そのため、イヤホンにも耳あかがつきにくいです。
しかし、耳あかが湿っているタイプの人は、耳あかそのものに水分が多く含まれています。
その結果、水分が多い耳あかの人は乾いた耳あかの人と違い、ネバネバした耳あかになります。
耳あかが湿っていることで、イヤホンにも耳あかが付着しやすいのです。
イヤホンに耳あかがついてしまうのはなぜ?
「耳あか」とは耳の奥からでてくる垢の一種で、毛髪や粉じんが混じっているもののことを言います。
垢ができるたびに奥から手前に押し出される形で出てくるので、耳の入り口付近に垢はどんどん溜まっていきます。
私たちが音楽を聴く際には、ちょうど耳あかが溜まりやすい箇所に、イヤホンを差し込むような形になってしまいます。
耳あかが溜まりやすいとこへイヤホンを差すので、イヤホンに耳あかが付いてしまうというわけなんです。
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耳あかが湿っている人がいるのはなぜ?
なぜ耳あかが湿っている人と、そうでない人がいるのでしょうか?
自分は気が付いたには耳あかが湿っていたけど、何か耳の病気だったらどうしよう…。
周りに耳あかが湿っている人がいなければ、そんな風に考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、心配することはありません。
なぜならば、実は耳あかが湿り気をおびていることは病気などではなく、遺伝によるものだからです。
私も耳あかが湿っていますが、やはり家族にも同じ体質の人がいます。
以前、耳鼻科で耳あかの湿りについて聞いたことがあるのですが、先生いわくこれは遺伝が大きな原因なのだそう。
両親のどちらかが湿った性質の耳あかな場合には、遺伝によって子供も耳あかが湿る性質になることがあるようです。
耳あかが湿っている「飴耳」の体質を持つ人の割合は日本では少ない?
耳あかが湿っているタイプのことを別名で「飴耳」とも言います。
これは耳あかの見た目が「ねり飴」のように、しっとりとしているからです。
実はこの飴耳、日本では割合が少ないことをご存知ですか?
日本人の7割は乾燥した耳あかだそうで、飴耳の割合は3割と半数以下なのです。
ちなみにこの飴耳、西洋ではかなり割合が多く、9割以上があてはまると言われています。
カナル型のイヤホンは耳あかがつきやすい?
あなたは普段、どんなタイプのイヤホンを使っていますか?
イヤホンには耳の手前ではめる「インナーイヤー型」や、耳の穴に差し込んで使う「カナル型」などがあります。
耳あかが乾燥タイプの人ならば、どんなイヤホンを使っても特に心配いりません。
しかし、耳あかが湿っている飴耳タイプの人には、カナル型はあまりおすすめできない理由があります。
それはカナル型は耳の穴に差し込む仕様であることから、ネバネバした耳あかがイヤホンに付着しやすいためです。
ちなみに私は昔カナル型イヤホンを使っていたのですが、耳の中が密閉されるような気分になって以来、カナル型を使用していません。
もちろん、カナル型にもメリットはあります。
密閉率が高いことで人気があるカナル型は、耳によくフィットして外への音漏れが少ないです。
「カナル型イヤホンの方が、音に迫力がでる」という人もいます。
音の質などを重視する人にとってカナル型は、相性のいいイヤホンなのです。
ですが「音の質よりも、耳あかが頻繁にイヤホンにつく汚れが気になってしまう…」という人には、カナル型以外のイヤホンをおすすめします。
耳あかが湿っている人へのおすすめは「インナーイヤー型」や「耳かけ式ヘッドホン型」
耳あかが湿っている人がイヤホンを使うのであれば、できるだけ耳の内部に差し込まないタイプのイヤホンをおすすめします。
ちなみに私自身は耳にひっかけて使う「耳かけ式ヘッドホン型」を使っています。
耳あかでイヤホンが汚れないのと、耳の穴が湿度を感じないので快適です。
「インナーイヤー型」も以前使ったことがありますが、こちらも直接耳の中に深く差し込んで使う仕様でないので、イヤホンに耳あかが付きにくいメリットがあって使い勝手いいですよ。
おすすめのインナーイヤー型イヤホンと耳かけ式ヘッドホン型イヤホンについて、詳しくはこちらの記事で人気の機種をピックアップしています。
まとめ
耳あかがイヤホンに付着すると、そのたびに汚れをふき取るのがめんどくさいものですよね。
特に耳あかが湿っている人の場合、頻繁に耳あかが付くので衛生面も気になります。
耳あかが湿る飴耳は遺伝によるものなので、自分ではどうしようもありません。
しかし、イヤホンの種類を上手く選ぶことで、耳あかの頻繁な付着を防ぐことは十分に可能です。
自分の体質に合った製品を探して、快適にイヤホンを使いたいものですね。